研究課題/領域番号 |
18H01043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 日本大学短期大学部 |
研究代表者 |
山口 雄仁 日本大学短期大学部, その他部局等, 研究員 (00182428)
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研究分担者 |
藤芳 明生 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (00323212)
鈴木 昌和 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 名誉教授 (20112302)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | インクルージョン / デジタル教科書 / バリアフリー / 視覚障害 / 発達性読字障害 / デジタル教科 |
研究成果の概要 |
本研究ではインクルーシブ教育環境で学ぶ障害のある児童生徒について教室での学習活動を総合的に支援するため,初等・中等教育における教科書・テスト・配布プリントなど多様なデジタル教材をバリアフリー化するオールインワン・システムの研究開発を行ってきた。全盲・重度弱視・発達障害などそれぞれに異なる障害特性に合わせ一つのソースから最適な電子書籍形式に変換できること等の実現を目指している。現在までにe-born PDF(マイクロソフト・ワードなどデジタル文書から生成されたPDF)のデジタル教材・教科書を,音声を埋め込んだマルチメディアDAISYに自動変換する技術などを実用化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国では平成20年度から日本障害者リハビリテーション協会が小中学校の教科書のDAISY版を発達性読字障害の児童・生徒に提供しており,今ではのべ12,000名を越える利用者がいるが,我々が開発したマルチメディアDAISY制作ソフトウェアはこの事業に現在すでに広く利用されており,全体の約34%,理数系教科書の約80%が同ソフトウェアで制作されている。また閲覧ソフトウェアは特にiOSの端末を利用する発達障害児童・生徒がマルチメディアDAISY教科書を読むための標準ソフトウェアとなっており,わが国における発達障害児童・生徒支援技術の中核の一つとなりつつある。
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