研究課題/領域番号 |
18H01046
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
生田目 美紀 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (20320624)
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研究分担者 |
若月 大輔 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (50361887)
小林 真 筑波技術大学, 保健科学部, 准教授 (60291853)
宮城 愛美 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 講師 (60447258)
加藤 伸子 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (90279555)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 情報アクセシビリティ / 科学系博物館 / 水族館 / 美術館 / 展示解説 / 学習プログラム / 視覚障がい / 聴覚障がい / 聴覚障害者 / 視覚障害者 / 博物館 / 情報保障 / 聴覚障害 / 視覚障害 / 文化施設 |
研究成果の概要 |
聴覚障がい・視覚障がいのある人の情報アクセシビリティの向上という視点から、制約の多い学校外での合理的配慮の具体的な方法について、博物館・美術館の鑑賞・観賞支援及び学習支援について実践実験を積み重ねて検討を行った。その際、手軽に導入できること、その場でのリアルな経験や学びを妨げないというポイントを大切にした。その結果、触覚・嗅覚など共通の感覚を活用することにより、障害の有無に関わらず展開できる学習プログラムを開発できた。学校連携による事前学習向けの教材、博物館等の現場で導入可能なICTシステムについても提案することができた。その他、聴覚障がいのある当事者による手話説明の有効性を確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、障がい者の欠損情報の補完や未発達能力に着目するのではなく、得意な能力の有効活用を心がけた。その結果、楽しく学べるような鑑賞・観賞支援、学習プログラム開発につなげることができた。本研究で得られた「障がい当事者の探究心につながる情報アクセシビリティ」支援は、合理的配慮と教育の機会均等という施策に対して、次のステップを提示できたと考える。また、動的な状況下での情報アクセシビリティ技術とデザイン、障がい種別を横断する支援から得られた知見は、教育工学・情報保障学・情報デザイン学等での学術的意義が高い。研究で得られた具体策は、実際に博物館等でも導入され、社会的効果につなげることもできた。
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