研究課題/領域番号 |
18H01048
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
栗田 佳代子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (50415923)
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研究分担者 |
吉田 塁 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (50755816)
吉良 直 東洋大学, 文学部, 教授 (80327155)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | ティーチング・ステートメント / ティーチング・ポートフォリオ / ティーチング・ポートフォリオ・チャート / リフレクション / 教育業績評価 / 教育改善 / 業績評価 / ファカルティ・ディベロップメント / TPチャート / 授業改善 / 自己省察 |
研究成果の概要 |
教育に関するリフレクションと業績評価に資する文書であるティーチング・ステートメント(TS)の構造および作成研修の開発を行った。具体的には、TS作成に必要なティーチング・ポートフォリオ・チャート(TPチャート)の効果について検証し、TSをTPのサマリーとして位置づけた上、TPチャートの見直しから開始するTS作成研修を考案した。実際に複数の大学で実施した。 また、普及の一環として立ち上げたティーチング・ポートフォリオ研究会では、TP研究会の総会を3回行い、トピックをしぼった研究会を5回提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学教員が教育者としてのアイデンティティを自ら見出し、明らかにするティーチング・ステートメントは、先行するティーチング・ポートフォリオ(TP)よりも作成負担をはるかに軽減し、TPチャートにはなかった業績評価の機能を持つ。したがって、TSはTPの簡易版ではあるものの、その目的を継承した普及版として位置づけられる。その構造を定義し、また、作成方法もあわせて提案したという点は、その普及を助け、高等教育の質向上に実質的に寄与するという点で社会的意義が大きい。実際に複数の大学で既に全学的な導入がなされ、実用化に至っている。
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