研究課題
基盤研究(B)
当初の目標は協調学習における学習者相互の状況内評価を記録・収集するために,機械学習を用いて表出を自動認識することであったが,リアルタイムの自己申告や表情認識を用いても教師データを精度良く生成することができなかった.そのため,評価的表出が表出者自身や周囲の他者にどのような影響や効果を与えているかを調査するという方向に軌道修正を行った.その結果,心拍情報より得られたpNN50という指標の変化から、うなずきには自身の集中度・覚醒度を上昇させる機能があることが示唆された.しかし,うなずきを強制された場合には,集中度・覚醒度の上昇は見られなかった.
従来,教育場面における受講者のうなずきは,受講者が授業に集中して理解していることを表示していると捉えられてきた.本研究では,それ以外にも,うなずきによって受講者が高い集中度を持続させている可能性があることが明らかになった.これより,講義中にうなずきなどのリアクションの表出を促進することによって,講義に対する受講者の集中度を高く維持できる可能性が明らかになった.集中度が高まれば,ひいてはそれが学習効果を高めることにつながる可能性も示唆される.
すべて 2023 2022 2021 2020 2019 2018
すべて 雑誌論文 (25件) (うち査読あり 17件、 オープンアクセス 17件) 学会発表 (52件) (うち国際学会 12件) 図書 (4件)
情報処理学会論文誌
巻: 64 号: 4 ページ: 814-829
10.20729/00225490
名古屋高等教育研究
巻: 11 ページ: 261-280
日本教育工学会論文誌
巻: 45 号: Suppl. ページ: 173-176
10.15077/jjet.S45079
130008151191
日本バーチャルリアリティ学会論文誌
巻: 26 号: 3 ページ: 169-176
10.18974/tvrsj.26.3_169
130008094817
理科教育学研究
巻: 61 号: 3 ページ: 429-442
10.11639/sjst.20067
130008010207
巻: 62 号: 3 ページ: 968-980
10.20729/00210269
120007169020
巻: 44 号: Suppl. ページ: 185-188
10.15077/jjet.S44110
130007995844
巻: 44 号: Suppl. ページ: 105-108
10.15077/jjet.S44062
130007995823
International Journal for Educational Media and Technology
巻: 15(1) ページ: 48-70
情報処理
巻: 62(11) ページ: 609-609
電子情報通信学会誌
巻: 104(8) ページ: 850-854
巻: 44 号: 1 ページ: 85-93
10.15077/jjet.43088
130007872221
巻: 60 号: 3 ページ: 557-568
10.11639/sjst.19039
130007832182
巻: 43 号: Suppl. ページ: 53-56
10.15077/jjet.S43037
130007814601
理科の教育
巻: 811 ページ: 5-8
群馬大学教育実践年報
巻: 9 ページ: 27-31
巻: 821 ページ: 46-47
上越教育大学研究紀要
巻: 39(2) ページ: 525-538
120006811211
臨床教科教育学会誌
巻: 19(1) ページ: 1-9
40022084004
科学教育研究
巻: 43 号: 4 ページ: 308-322
10.14935/jssej.43.308
130007826101
Elsevier Journal (Internet of Things: Engineering Cyber Physical Human Systems)
巻: 5 ページ: 140-152
10.1016/j.iot.2019.01.005
教育システム情報学会誌
巻: 35 号: 2 ページ: 204-214
10.14926/jsise.35.204
130006744434
巻: 42 号: 4 ページ: 290-300
10.14935/jssej.42.290
130007601300
北安曇教育
巻: 64 ページ: 6-10
宇都宮大学教育学部紀要
巻: 69 ページ: 241-248
120006895974