研究課題/領域番号 |
18H01080
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
金政 祐司 追手門学院大学, 心理学部, 教授 (70388594)
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研究分担者 |
島田 貴仁 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 室長 (20356215)
荒井 崇史 東北大学, 文学研究科, 准教授 (50626885)
相馬 敏彦 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 准教授 (60412467)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | DV / DaV(デート暴力) / ストーキング / 夫婦関係 / 恋愛関係 / 縦断調査 / 愛着不安 / ダークトライアド / DaV / DTDD |
研究成果の概要 |
本研究は、夫婦関係や恋愛関係といった親密な関係における暴力(Intimate Partner Violence;IPV)ならびに親密な関係破綻後のストーキングに関するリスク因子を特定することを目的としたものである。実施したいくつかの縦断調査の結果から、見捨てられ不安という特徴をもつ愛着不安は、日常的な感情やネガティブな出来事への感情的な反応を介して、IPV加害やストーキング加害を増大させること、また、反社会的なパーソナリティ特性であるダークトライアドは、直接的にIPV加害やストーキング加害を増大させることが示された。加えて、交際中のIPVが関係破綻後のストーキングを予測することも示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、重要な公衆衛生の問題であるとされるIPVならびにストーキングを対象として、それらのリスク因子について前向き調査を実施して検討を行ったが、本研究結果は、個人の特性や日常的な感情経験が、将来的なIPVを予測すること、また、交際中のIPVが交際関係破綻後のストーキングにも影響を与えうることを示すものである。このような知見は、親密な関係での問題行動の未然防止(一次予防)、また、それらの問題行動の早期発見と介入による深刻化防止(二次予防)のために有用なものであり、また、IPVやストーキングに関する予防教育においても活かすことのできるものであると言える。
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