研究課題/領域番号 |
18H01089
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
遊間 義一 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (70406536)
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研究分担者 |
金澤 雄一郎 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (50233854)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 性犯罪受刑者 / 性犯罪者再犯防止プログラム / 傾向スコア / 再犯率 / 男子性犯罪受刑者 / 性犯罪防止プログラム / 処遇効果 / 生存分析 / 再犯抑止効果 / 痴漢 / 性犯罪抑止プログラム / 再犯 / 一般化傾向スコア |
研究成果の概要 |
本研究は,日本の刑務所を出所した男子性犯罪受刑者795名について,最長7年間の再犯状況を追跡したデータを用いて,彼らに対して刑務所内で実施された性犯罪者再犯防止プログラム(Pr)の再犯抑止に対する,Prの密度と受刑者の再犯リスクの交互作用を検証した。その結果,高リスク群では高密度処遇群は非高密度処遇群に比べて,3年後再犯率が有意に約20%減少したが,中リスク群では,中密度処遇群と低密度処遇群との間に統計的な有意な差は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には,全国的なデータを用いて,異なる密度のPrと異なる再犯リスクの受刑者の組み合わせの再犯抑止効果を検討した数少ない研究である。社会的には,どの密度のPrが,どのタイプの受刑者に対して有効か,有効でないのかが分かることによって,再犯抑止効果のないPrと受刑者のタイプの組み合わせを改善し,Prをより効果的・効率的に実施し,再犯を防止し犯罪被害を防ぐことが可能となる。
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