研究課題/領域番号 |
18H01102
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
村山 航 高知工科大学, 総合研究所, 客員教授 (10748726)
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研究分担者 |
繁桝 博昭 高知工科大学, 情報学群, 教授 (90447855)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2020年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2019年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 好奇心 / 情報探索 / 知的好奇心 / 報酬系 |
研究成果の概要 |
人はときとして,ホラー映画のようなネガティブなものを積極的に見ようとする。このような「怖いもの見たさ」はどのような心理メカニズムで起こるのだろうか。バーチャルリアリティを含むいくつかの行動実験を実施した結果,「怖いものは新規だから気になる」(新規性仮説),「怖いものを見る前は,実際に感じる怖さを過小評価している」(誤予測仮説)という考えを支持する結果が得られた。一方で,それだけでは説明しきれない部分も存在し,今後のさらなる研究の必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
どうして私たちは怖いものをついみたくなってしまうのだろう。今回の研究では,(1)「怖いもの」というものが新鮮に感じられるから,(2)こうした怖いものの実際の怖さを過小評価してしまうから,人はつい怖いとわかっていてもみてしまうことが明らかになった。こうした怖いもの見たさの心理を知ることは,それ自体が基礎研究として価値があるだけでなく,たとえば「なぜ人はダメだとしりつつついドラッグをしてしまうのか」などといった現在の社会問題に対する一つの答えを与えてくれる。
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