研究課題/領域番号 |
18H01104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
渡辺 茂 慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (30051907)
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研究分担者 |
塚本 勝巳 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任教授 (10090474)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | ウナギ / 空間認知 / 学習 / 大脳 / 視覚 / 脳損傷 / 側線器官 / 魚類 / 脳 / 外套 / 海馬 / 回遊 / 大規模回遊 / アロメトリー / 神経機構 |
研究成果の概要 |
ニホンウナギの空間認知を調べる為に、モリス型迷路と類似した装置を開発し、ウナギの空間学習を初めて実験的に明らかにした。次にこの学習が迷路外の視覚手がかりを利用したものであること、大脳損傷が学習した空間記憶を障害するという知見を得た。嗅覚損傷、視覚損傷による遊泳運動の障害も分析した。ウナギ脳の外部形態を調べるための指標を開発し、他の魚種と比較してその特異性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウナギは日本人の好む食材であり、我々は古くからこれを賞味してきた。しかし、近年になってウナギ資源の減少が大きな問題になってきた。この問題の解決にはウナギの行動の基盤研究が必須であるが、従来水産学の枠組みで研究がなされており、個体レベルでの実験的研究は行われてこなかった。本研究はウナギの空間行動の初めての実験心理学的研究である。またウナギ脳の研究もこれまで手をつけられなかった領域である。本研究は直接ウナギ保全を目的としたものではないが、その為の基盤的情報を提供するものである。
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