研究課題/領域番号 |
18H01140
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分13010:数理物理および物性基礎関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小布施 秀明 北海道大学, 工学研究院, 助教 (50415121)
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研究分担者 |
岡本 亮 京都大学, 工学研究科, 准教授 (10435951)
廣理 英基 京都大学, 化学研究所, 准教授 (00512469)
川上 則雄 京都大学, 理学研究科, 教授 (10169683)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | 非エルミート系 / 開放量子系 / 量子ウォーク / トポロジカル相 / PT対称性 / 非エルミート / 非エルミート性 |
研究成果の概要 |
パリティと時間反転対称性を組み合わせた対称性であるPT対称性は,非エルミートなハミルトニアンで記述される開放系の複雑なダイナミクスに統一的な理解を与える.PT対称性は,開放系の基礎的理解を深化させるだけではなく,開放系を制御する新たな指導原理にもなる.本研究では、量子ウォークを開放系に拡張することにより、実験により実証可能な様々な非エルミート開放量子系の性質を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が開始された当初は、非エルミート系に着目する国内研究者は少数であったが、本研究課題の進展に伴い、その重要性が多くの研究者に注目された。その結果、物理学の分野で、非エルミート系やその新奇なトポロジカルな性質に関する研究が飛躍的に発展した。これに伴い、日本物理学会において、非エルミート合同セッションが設置され、現在も理論および実験研究が発展しつづけている。特に、非エルミート開放系の基礎的理解だけではなく、非エルミート・トポロジカル相によるエッジ状態を用いたレーザーなど、応用研究にも波及しており、社会的にも十分に意義のある研究となった。
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