研究課題/領域番号 |
18H01157
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分13020:半導体、光物性および原子物理関連
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
武岡 正裕 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所量子ICT先端開発センター, センター長 (70415850)
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研究分担者 |
平野 琢也 学習院大学, 理学部, 教授 (00251330)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | 連続量量子鍵配送 / ブロードキャスト通信路 / 波長多重量子鍵配送 / 量子暗号 / ネットワーク通信路 |
研究成果の概要 |
1対多の多端子ネットワーク通信路であるブロードキャスト光通信路を使って配信された多者間の量子相関を積極的に活用し、1体1量子鍵配送(QKD)の組合せ(時分割多重)では不可能な鍵生成レートを実現する新しいQKD、「ブロードキャスト型QKD」を提案し、その基盤技術を確立、原理実証に向けた基礎データ取得を実現した。また、新しいネットワーク型量子暗号技術の理論及び実装法の開発に取り組み、盗聴者の攻撃能力を限定した場合の連続量量子鍵配送のレート向上に関する理論解析や、波長多重型連続量量子鍵配送の実装と原理実証などに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ブロードキャスト型QKDは本研究グループ独自の理論に基づく方式であり、その実装にいち早く取り組み原理実証を行ったことは学術的に高い意義があると考える。また、本方式がベースとしている1対1の連続量量子鍵配送(CVQKD)方式そのものは、近い将来の実用化が期待されるQKD方式であるが、実用上重要となる光通信との波長多重化や、QKD自身の波長多重化の設計と原理実証に成功したことは社会的に高い意義があると考える。
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