研究課題
基盤研究(B)
強相関電子系化合物では、多数の電子がクーロン斥力によって強く相互作用しあうことで、磁性や超伝導などの実用的に有用な様々な機能物性が発現する。それらの物性を理解する上で、外場への応答を表す感受率が重要な役割を果たす。しかし、現実の強相関化合物に対する感受率の計算は、数値計算の難しさのために実現していない。本研究では、データ科学的な方法論を応用することで、強相関化合物の感受率計算の実現に向けた多くの進展を得た。
静的な外場に対応する感受率は、材料としての性能そのものを表し、また、磁性や超伝導状態への相転移温度の決定にも利用される。一方、動的な外場に対応する感受率によって物質の励起構造を調べることができる。このように、静的および動的感受率は基礎・応用共に極めて重要な物理量であるが、多くの有用な機能物質を有する強相関電子系化合物の感受率計算は困難であった。本研究成果はこれを可能とするもので、今後、現実の機能物質の研究に応用されていくと期待される。
すべて 2021 2020 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (27件) (うち国際共著 10件、 査読あり 27件、 オープンアクセス 8件) 学会発表 (100件) (うち国際学会 47件、 招待講演 30件) 図書 (6件)
Physical Review B
巻: 103 号: 4 ページ: 045120-1
10.1103/physrevb.103.045120
巻: 103 号: 4
10.1103/physrevb.103.l041111
固体物理
巻: 56 ページ: 117-130
40022518161
巻: 102 号: 13 ページ: 134503-134503
10.1103/physrevb.102.134503
Physical Review Research
巻: 2 号: 4
10.1103/physrevresearch.2.043263
Journal of the Physical Society of Japan
巻: 89 号: 5 ページ: 054706-054706
10.7566/jpsj.89.054706
40022226628
10.1103/physrevresearch.2.043029
巻: 2 号: 4 ページ: 043144-043144
10.1103/physrevresearch.2.043144
巻: 55 ページ: 491-503
40022384103
巻: 89 号: 1 ページ: 012001-012001
10.7566/jpsj.89.012001
SciPost Physics
巻: 8 号: 1
10.21468/scipostphys.8.1.012
巻: 101 号: 12 ページ: 125117-125117
10.1103/physrevb.101.125117
巻: 101 号: 3
10.1103/physrevb.101.035144
Computer Physics Communications
巻: 252 ページ: 106826-106826
10.1016/j.cpc.2019.06.016
Journal of Physics: Condensed Matter
巻: 32 号: 16 ページ: 165902-165902
10.1088/1361-648x/ab51ff
巻: 101 号: 7 ページ: 075107-075107
10.1103/physrevb.101.075107
巻: 99 号: 16
10.1103/physrevb.99.165134
巻: - ページ: 181-188
10.1016/j.cpc.2019.02.006
巻: 244 ページ: 319-323
10.1016/j.cpc.2019.07.001
巻: 99 号: 15
10.1103/physrevb.99.155148
PHYSICAL REVIEW B
巻: 100 号: 20 ページ: 205138-205138
10.1103/physrevb.100.205138
巻: 236 ページ: 135-152
10.1016/j.cpc.2018.10.025
巻: 97 号: 20
10.1103/physrevb.97.205111
巻: 98 号: 3
10.1103/physrevb.98.035104
巻: 98 号: 20
10.1103/physrevb.98.205132
Nature Communications
巻: 9 号: 1
10.1038/s41467-018-07520-3
巻: 98 号: 23
10.1103/physrevb.98.235151