研究課題
基盤研究(B)
正方格子および三角格子上に定義されたSU(2)対称なスピンS=1/2反強磁性ハイゼンベルグ模型の中で、特に基底状態がネール秩序を示す幾つかの関連する模型に対して、数値的計算手法を駆使して磁気励起スペクトル計算を実行した。その結果、コヒーレントなマグノン励起の消失やインコヒーレントな高エネルギー励起の存在など、スピン波理論に基づ単純なマグノン励起では説明できない特徴を明らかにした。さらに得られた計算結果と幾つかの二次元物質に対する実験との定量的な比較を行い良い一致が得られた。
最近接相互作用のみを持つ正方格子スピンS=1/2反強磁性ハイゼンベルグ模型など基底状態が自発的対称性が破れたSU(2)対称なスピンS=1/2反強磁性ハイゼンベルグ模型の磁気励起はスピン波理論を基とするS=1マグノン励起で記述できると考えられている。これは低エネルギー領域では正しいが高エネルギー領域では必ずしも正しいわけではない。最新の数値計算を駆使することにより、このことを示す計算結果が提供できた。
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すべて 雑誌論文 (20件) (うち国際共著 7件、 査読あり 20件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件)
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