研究課題/領域番号 |
18H01213
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
木内 建太 京都大学, 基礎物理学研究所, 特任准教授 (40514196)
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研究分担者 |
井岡 邦仁 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80402759)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 重力波 / 連星中性子星合体 / ガンマ線バースト / 数値相対論 / 連星中性子星 / ショートガンマ線バースト / ブラックホールー中性子星合体 / 相対論的天体物理学 |
研究成果の概要 |
2017年に連星中性子星合体からの重力波および電磁波対応天体が初観測れたことを受け、重力波を含むマルチメッセンジャー天文学時代が幕を明けた。特にガンマ線バーストが同時観測されたことから、連星中性子星合体がガンマ線バーストを駆動したという決定的な観測的証拠が得られれた。また、合体過程で放出された中性子星過剰物質中で鉄より重い元素が合成された結果、紫外ー可視光ー近赤外帯域における電磁波放射が起こったことが確認された。 このような時代に置いて数値相対論シミュレーションに基づく、重力波イベントの解釈、予言は必要不可欠なものとなっている。本課題ではニュートリノ輻射磁気流体ー数値相対論コードの開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アインシュタインがおおよそ100年前に構築した一般相対性理論は、我々の日常生活に欠かせないものとなっているGlobal Positioning Systemに決定的な役割を果たしている。この端的な例からわかるように、理論物理学の研究で得られる成果は社会生活に直結するまでに長い時間を要することが多い。本研究課題では数値シミュレーションにより、重力波イベントで何が起きたかを解釈・予言することを究極目標としているが、本研究課題で開発された世界で最も進んだ数値プログラムを使用して得らる結果は、重力波物理学研究の核心をなすものである。
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