研究課題/領域番号 |
18H01214
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉田 健太郎 京都大学, 理学研究科, 講師 (30544928)
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研究分担者 |
綿村 哲 東北大学, 理学研究科, 客員研究者 (00201252)
村田 佳樹 日本大学, 文理学部, 准教授 (00707804)
大河内 豊 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (40599990)
酒谷 雄峰 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40636403)
橋本 幸士 京都大学, 理学研究科, 教授 (80345074)
吉岡 興一 京都大学, 理学研究科, 准教授 (80363323)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 超弦理論 / 超重力理論 / 可積分性 / カオス / 可積分模型 / Chern-Simons理論 / 非幾何学時空 / AdS/CFT / 一般化された超重力理論 / ヤン-バクスター変形 / TTbar変形 / D-ブレイン / ブラックホール |
研究成果の概要 |
近年、AdS5xS5上の超弦理論の可積分変形に端を発して、一般化された超重力理論が構築された。本研究課題では、この一般化された超重力理論に関して様々な側面から研究を実行した。重力解が保つ超対称性の数を支配するキリングスピノール方程式と可積分変形を決める古典r-行列の関係を明らかにし、双対性を記述するO(d,d)変換と弦理論の可積分性の関係について議論した。また、TTbar変形と呼ばれる可積分変形と2次元Jackiw-Teitelboim重力理論との関係、4D Chern-Simons理論からみたYang-Baxter変形についても議論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超弦理論は、自然界に存在する電磁気力、弱い力、強い力、重力の4つの力を統一的に記述する究極理論の最有力候補と目されているが、その完成にはまだ遠い。本研究は、超弦理論の研究に新しい方向性を与え得る一般化された超重力理論に関する研究課題であり、その遂行によって、超弦理論の可積分構造について理解を深めることができた。今後も超弦理論の数理物理的な構造について理解を深めていくことにより、その完成を目指して尽力していきたい。
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