研究課題/領域番号 |
18H01221
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菊永 英寿 東北大学, 電子光理学研究センター, 准教授 (00435645)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
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キーワード | 半減期 / 原子核 / 化学状態 / 半減期測定 / 壊変定数 / 微量分析 / 核化学 / 核異性体 |
研究成果の概要 |
トレーサー量物質の化学状態を知るために,原子核半減期の変化を利用した新しい分析法の開発を目指した。そのために,テクネチウム,クロム,マンガンの放射性トレーサー製造法の開発から半減期の精密測定まで一連の研究を行った。クロム,マンガンの放射性トレーサーについては担体無添加の分離法を開発することができた。また,マンガンについては励起関数の測定も行った。テクネチウム,クロムについては化学状態の変化を原子核半減期の変化により検出することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般に吸収や回折などを用いた通常の分光学的方法を用いて構造情報を得ることはできないトレーサー量物質の化学状態の変化を,原子核半減期の変化を用いて検知できることを実証した。また,一連の研究の中でこれまで文献値のばらつきが大きかった,マンガン同位体の励起関数(核反応による生成確率)を精度良く測定した。さらに核医学やライフサイエンス研究で需要があるマンガンやクロム同位体の担体無添加分離法について開発することができた。
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