研究課題/領域番号 |
18H01225
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤井 俊博 京都大学, 白眉センター, 特定助教 (50706877)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 宇宙線 / 空気シャワー / 大気蛍光 / エネルギースペクトル / 質量組成 / FAST / テレスコープアレイ実験 / ピエールオージェ観測所 / 宇宙線観測 / 極高エネルギー / 大気蛍光望遠鏡 / FAST実験 |
研究成果の概要 |
次世代の宇宙線観測実験を目指した開発研究として、直径1.6 m の複合鏡と4本の大口径光電子増倍管(直径20 cm)からなる低コスト型の新型大気蛍光望遠鏡の製作を進めている。本研究では、現在南北半球それぞれで稼働中の極高エネルギー宇宙線観測実験であるテレスコープアレイ実験とピエールオージェ観測所の系統誤差を調べるため、双方の実験サイトに同型の新型大気蛍光望遠鏡を設置し、日本からの遠隔操作によって到来する極高エネルギー宇宙線の定常観測を開始した。これまでの観測運用の中で、設置した望遠鏡によって極高エネルギー宇宙線から期待通りの信号の検出を達成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
極高エネルギー宇宙線は宇宙空間で最も高いエネルギーを持つ粒子であり、その起源は宇宙空間における極限物理現象が深く関連していると推測されているが、全く明らかになっていない。本研究では、極高エネルギー宇宙線への感度を10倍に増やすため、新型の大気蛍光望遠鏡を開発している。その望遠鏡は極高エネルギー宇宙線観測に特化し、必要最低限な機能のみを実装した低コスト型の望遠鏡となっている。本研究は、この低コスト型の望遠鏡を現在南北半球それぞれで稼働中の宇宙線観測装置に設置することで、双方の実験の系統誤差を検証する計画である。
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