研究課題
基盤研究(B)
我々はハッブル宇宙望遠鏡とすばる望遠鏡を用いて,赤方偏移z~2までのクェーサー母銀河の恒星質量と銀河中心の超大質量ブラックホールの質量との関係を調査した. 母銀河の恒星質量と銀河中心の超大質量ブラックホールの質量の比は直近80億年もであり進化していないことを発見した. さらに,質量比の分散もおおむね一定であることを初めて発見した. この結果は,クェーサーフィードバックを取り入れることで,母銀河と超大質量ブラックホール両者の質量成長の関係に制限をかけている数値シミュレーションの結果とも整合的である. 銀河と超巨大ブラックホールは一緒に成長してきた,すなわち共進化してきたことが判明した.
本課題において,国際的な論文誌にて複数の論文を出版した.また,国際学会においても研究成果の発表を行った.結果として,本研究は初期宇宙におけるクェーサー母銀河の研究に高い影響を与え,ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡なども用いた該当分野の研究を国際的にリードしている.
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 11件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 11件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件)
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