研究課題/領域番号 |
18H01255
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
芝井 広 大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (70154234)
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研究分担者 |
松尾 太郎 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (00548464)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 遠赤外線干渉計 / 宇宙赤外線望遠鏡 / 気球搭載望遠鏡 / 晩期型星ダスト / 星生成領域 / 気球望遠鏡 / 宇宙赤外線観測 |
研究成果の概要 |
科学観測用大気球に搭載する宇宙遠赤外線干渉計(FITE)を、オーストラリア・アリススプリングス気球基地から打上げ、晩期型赤色超巨星の高解像秒角撮像を行う計画を進めた。気象条件が適わずに打上は実施できなかったが、次の機会のために装置の整備・維持を継続した。これによって、複雑かつ精密な光学装置を、打上基地現地で短期間で調整する方法を確立し、遠赤外線において高解像撮像をするシステムの開発を完了した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙の諸現象はあらゆる電磁波を発生する。遠赤外線には原子・分子や有機物質のスペクトルが多く属しており、物質、惑星、生命誕生課程の研究には欠かせない波長帯である。しかしこの波長帯の解像度の点については、地球大気による吸収と回折限界の壁によって進んでいない。この限界を乗り越えるために世界初の遠赤外線干渉計望遠鏡技術を実証したことに意義がある。将来の本格的スペース干渉計望遠鏡実現への重要な一歩である。
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