研究課題
基盤研究(B)
現有の拡散反射測定システムを3.4ミクロンまで測定できるように改良した。CM2炭素質隕石の測定では、レーザー照射後は3μmの吸収帯が少し弱くなること、全体的にスペクトルが弱く赤化することがわかる。最近形成されたクレーターの色はリュウグウでは相対的に青く(Morota et al., 2020)。これは、我々の結果と整合的である。紫外線照射については、カンラン石の可視域が、短時間で暗化すると言う面白い結果が出ている。宇宙空間でも数日の照射で数10%の反射率低下が予想される。リュウグウ表面の岩石の亀裂が南北方向に卓越しており熱疲労が原因と考えられる。
はやぶさ2による炭素質小惑星リュウグウの探査は、地球惑星科学や宇宙工学にとどまらず、広い分野にインパクトを与えている。科学成果を最大化するために、ミッションデータ解析や地上実験のサポートは意義が高く不可欠である。我々のCM2炭素質隕石の測定では、レーザー照射後は3μmの吸収帯が少し弱くなること、全体的にスペクトルが弱く赤化する。最近形成されたクレーターの色はリュウグウでは相対的に青く(Morota et al., 2020)これは、我々の結果と整合的であり、研究の学術的意義の高さを示す。
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