研究課題/領域番号 |
18H01272
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17010:宇宙惑星科学関連
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
渡部 潤一 国立天文台, 天文情報センター, 教授 (50201190)
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研究分担者 |
酒向 重行 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90533563)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 固体惑星 / 惑星形成 / 衛星 / 惑星進化 / 小惑星 |
研究成果の概要 |
太陽系外縁天体(trans-Neptunian object; TNO)による恒星の掩蔽現象を観測することで、kmサイズのTNOのサイズ頻度分布を決定し、その形状から太陽系初期の外縁部の環境や巨大氷惑星の移動プロセスを解明することを目標とした研究を実施した。この目的を達成するために、東京大学木曽105cmシュミット望遠鏡用の広視野動画カメラTomo-e Gozenを開発し完成させた。Tomo-e Gozenを用いて2Hzの広域動画サーベイを長期間にわたり実施した。結果、研究期間内にTNOの掩蔽を検出することはできなかったが、TNOによる掩蔽の検出に必要な観測システムを完成させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した木曽105cmシュミット望遠鏡用の広視野動画カメラTomo-e Gozenは、秒以下の現象を探索できる世界で唯一の広視野装置である。太陽系外縁天体の観測の重要性は近年高まってきているが、その掩蔽現象を検出する能力のある観測装置とソフトウェアシステムを構築し、長時間サーベイ観測により取得した実データを用いて掩蔽の検出技術を獲得した本研究の学術的意義は大きい。
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