研究課題/領域番号 |
18H01287
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17030:地球人間圏科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山崎 新太郎 京都大学, 防災研究所, 准教授 (40584602)
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研究分担者 |
山下 聡 北見工業大学, 工学部, 教授 (00174673)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | 海底地すべり / 液状化 / 沿岸域 / 浅水域 / 音響調査 / 水中ドローン / 地質構造 / 湖 / 水底地すべり / 内陸湖 / 音響地層探査 / サイドスキャンソナー / 地すべり / 堆積構造 / ROV / 沿岸 |
研究成果の概要 |
沿岸および浅水域で発生する地すべりの発生メカニズムを解明するため,地形が保存されている内陸湖や浅海域を対象に最近の音響地質・地形分析装置および小型ROVによって,その分析を行った.本研究期間では,水底地すべりの地形が発見された北海道屈斜路湖・福島県猪苗代湖・宮城県蔵王御釜火口湖,そして海底地すべりの可能性が当所疑われた長崎県横島の事例を対象とした.特に猪苗代湖では精密な音響地質構造を取得し,その発生メカニズムの解明に繋がる堆積物の鉛直方向への擾乱構造を多数発見した.そのほかの水域でも地すべりや沿岸域の地形変化に繋がる地形特徴・地質構造的特徴を発見した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
十分に解明されていない沿岸および浅水域で発生する地すべりの発生メカニズムを解明するため,地形が保存されている内陸湖や浅海域を対象にその地質・地形条件の分析を行った.特に本研究で得られた地すべりの発生地質条件を示す資料は,沿岸部や浅海域でどの場所が地震などによって崩壊しやすいかを評価するための基礎的なデータである.さらに,沿岸域の地すべりと火山活動や人間活動の関係についても成果が得られ,今後防災・自然災害の研究者が考慮すべき新しい視点を提示した.
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