研究課題/領域番号 |
18H01290
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17030:地球人間圏科学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
寺田 暁彦 東京工業大学, 理学院, 准教授 (00374215)
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研究分担者 |
大場 武 東海大学, 理学部, 教授 (60203915)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 火山 / 水蒸気噴火 / 気体単体水銀 / 側噴火 / 草津白根山 / 土壌気体水銀 / 火山噴火 / 火山モニタリング / 熱水系 / 火山防災 / 破砕帯 / ヘリウム同位体比 / 草津白根火山 / 水蒸気爆発 / 気体水銀(GEM) / モニタリング / 地下浅部温度 |
研究成果の概要 |
予測が困難とされる水蒸気噴火について,その前兆活動を捉えるために火山表面から揮発している気体水銀に注目した.水銀放出率は,地下熱水の温度変化に反応してへ変化するが,地表面付近の環境要因の影響を強く受けるという欠点があった.草津白根火山における連続観測の結果,見かけ上の水銀放出変化の中から,火山活動に起因する変動を抽出することが可能となった.本知見を用いて草津白根山における多点観測を実施した結果,火山活動の影響がない領域よりも2-7倍に相当する水銀放出活動が存在することを見出した.本研究で構築した補正手法により,火山における僅かな水銀放出や,その時間変動を明瞭に捉えることが可能である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
活火山で発生する水蒸気噴火は,周辺 1-2 km 以内に大きな噴石を落下させ,そこに滞在している登山者や事業者に甚大な被害を与える.本研究では,水蒸気噴火に先行する地下温度上昇を,地表において気体水銀放出率を観測することで検出する新しい方法を構築した.本研究の主たる成果は,水銀放出率に影響する地表面付近の温度効果を定量的に明らかにしたことである.この知見に基づき,火山活動としての水銀放出を高い信頼性のもとでモニタリングが可能となる.今後は草津白根山などの火山において実際の観測に適用することで,本手法の有効性を実証的に検討する.
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