研究課題/領域番号 |
18H01298
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
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研究機関 | 東京大学 (2019-2021) 東北大学 (2018) |
研究代表者 |
鹿山 雅裕 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (30634068)
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研究分担者 |
三宅 亮 京都大学, 理学研究科, 准教授 (10324609)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | ルミネッセンス / 鉱物 / 集束イオンビーム / 微細組織 / 石英 / 長石 / インパクタイト / カソードルミネッセンス / ナノイメージング / 衝撃変成作用 / 地質温度計 / 地質温度計・圧力計 / 三次元画像解析 / シリアルセクショニング / 三次元ナノイメージング / 年代測定法 / ジルコン |
研究成果の概要 |
本計画では集束イオンビーム装置にルミネッセンス検出器を組み込んだイメージングシステムを開発するに至り、鉱物組織の三次元画像観察から惑星科学・地球科学への様々な応用を実現した。従来の光学・電子顕微鏡と比べて高空間分解能であることから、天体衝突に由来する衝撃変成組織を容易に可視化し、その存在形態から隕石やクレーターが経験した衝突の規模を評価することができる。地球での変成作用により生じた包有物からは、そろばん状の累帯構造を有する石英を発見し、これは高温相の特徴であることから、高温からの急冷に伴い生じたことを解明した。このように、本システムにより鉱物が経験した変成史を詳細に解明することが可能となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
このイメージングシステムはFIBを基盤としているため、従来の手法では困難であった1マイクロメートル以下の空間分解能での観測を実現する。サブミクロンオーダーでの組織・構造を非破壊かつ容易に観察が可能であり、いくつかの新奇的な地球・惑星学的応用を達成した。さらにルミネッセンスは物理学において半導体の評価や発光デバイスの開発などに必要な常套手段であり、本システムの流用から学際的なさらなる成果が期待される。
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