研究課題/領域番号 |
18H01301
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
飯塚 毅 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (70614569)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 大陸地殻 / モナザイト / 超大陸 / ウランー鉛年代 / ネオジム同位体 / 微量元素 / 希土類元素 / 年代 / ジルコン / 微量元素組成 / 変成作用 / 超大陸サイクル |
研究成果の概要 |
花崗岩質大陸地殻の進化を理解することは,固体地球・表層環境の進化を議論する上で不可欠である.本研究では,モナザイトを用いて大陸地殻進化を明らかにすることを試みた.モナザイトは幅広い変成条件下,及び低Ca花崗岩質マグマ活動で結晶化するリン酸塩鉱物であり,堆積作用を経ても成長時の化学情報を保持する.この特徴を活かし,世界主要河川の砕屑性モナザイトについてウラン-鉛年代を測定し,流域大陸地域の造山運動の時期を高精度で決定した.さらに,これらのモナザイトについて微量元素及びネオジム同位体組成を決定し,この造山運動の性質を制約した.その結果,大陸地殻が大規模に変成作用を被った時期を正確に決定できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
花崗岩質な大陸地殻の存在は地球の主要な特徴の一つであり,大陸地殻がどのように今の姿に至ったのかを知ることは,固体地球の熱史・化学進化や表層環境の変遷を理解する上で重要となる.本研究では,大陸地殻の進化過程を明らかにすることを目的として,世界の巨大河川川砂に含まれるモナザイト鉱物のウランー鉛年代測定および微量元素・ネオジム同位体分析を実施した.これにより,プレートテクトニクスの稼働に伴って進む大陸衝突が,いつ・どのような温度圧力条件下で進んだのかについて,制約を与えることができた.
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