研究課題/領域番号 |
18H01332
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18010:材料力学および機械材料関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡部 洋二 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (90313006)
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研究分担者 |
齋藤 理 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (00795130)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 超音波非破壊検査 / 高温環境 / 可視化 / 耐熱複合材料 / 健全性診断 |
研究成果の概要 |
耐熱複合材料等でできた構造部材の高温環境における健全性を、高い信頼性で診断するための非破壊検査手法として、光ファイバ超音波センサとレーザー超音波法を組み合わせた高温用超音波可視化計測システムを構築した。これにより、1000℃の高温環境中で構造材料を伝播する超音波ガイド波を可視化することが可能となった。さらに、複合材料を伝播するガイド波に含まれる複数モードを分離して、損傷部でのモード変換挙動を観察可能にすることで、複合材料中の微視的損傷を的確に検出する手法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で構築した1000℃レベルの高温での超音波可視化検査技術は、国内外でも他に例を見ない独自性の高い手法であり、発電設備や大型輸送機器エンジン等の安全性向上とメンテナンスコストの削減に貢献しうると考えらえる。さらに本研究で確立した超音波ガイド波のモード変換挙動に基づく損傷検知手法は、耐熱複合材料の高温環境における破壊進展挙動の解明にも役立つと考えられ、材料工学分野等での学術的な波及効果も期待できる。
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