研究課題/領域番号 |
18H01347
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
中本 圭一 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90379339)
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研究分担者 |
笹原 弘之 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00205882)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 超精密切削加工 / セッティング誤差 / 金型加工 / マイクロテクスチャ |
研究成果の概要 |
工業製品の小型化・高集積化に伴い,マイクロ・ナノメートルオーダーの複雑な3次元形状を創成できる超精密切削加工の重要性が増し,その効率化が喫緊の課題となっている.しかし,加工時間短縮に関わる研究がこれまでは主流であり,属人的な加工前のセッティングなどの効率化については研究されてこなかった.そこで,準備など非加工時間の大幅な短縮を目的に,産業用ロボットを援用した工具とワークのセッティング,汎用的な工作機械による荒加工後のワークの位置合わせ,自由曲面とマイクロテクスチャの設計式からの直接的な工具経路生成に取り組み,属人性を排除して誰でも素早く所望の形状創成が可能な超精密切削加工システムを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超精密切削加工の高効率化を阻む障壁は数多いが,非効率な加工準備の本質的な要因はその属人性であり,自動化が全く進んでおらず技能に依存していることにある.また,非加工時間に着目して,超精密切削加工の高効率化を目指す取組みは極めて少ない.特に,工具やワークのセッティングは省略できない不可欠な手順にも関わらず,これまで属人的な技能として取り残され,セッティングの方法論も存在しておらず,ここに学術的意義がある.本研究の内容は泥臭いが故に確立すべき技術は数多く残っており,提案する超精密切削加工システムを開発することで,超精密切削加工の普及に寄与し,我が国の加工技術の優位性を更に高められる社会的意義がある.
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