研究課題/領域番号 |
18H01363
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19010:流体工学関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
早瀬 敏幸 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (30135313)
|
研究分担者 |
下山 幸治 東北大学, 流体科学研究所, 准教授 (80447185)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
|
キーワード | 計測融合血流シミュレーション / 大動脈 / 血流場 / 内皮細胞 / MRI計測融合血流シミュレーション / 計測融合シミュレーション / 核磁気共鳴画像 |
研究成果の概要 |
動脈硬化や動脈瘤などの血管病変の発症の引き金になる血管表面の内皮細胞のはく離の機序は未だ十分に理解されていない。本研究は、内皮細胞のはく離を引き起こす血管表面近傍の血流の流体力学的作用を明らかにすることにより内皮細胞はく離予測のための知見を得ることを目的とした。動脈瘤などの循環器系疾患の好発部位である大動脈を対象として、核磁気共鳴画像計測融合血流シミュレーションにより血管壁近傍の詳細な流れ場を明らかにするとともに、内皮細胞はく離実験により血管壁近傍の流れ場が内皮細胞のはく離に与える影響を明らかにし、両結果を比較することにより血行力学パラメータと内皮細胞はく離の関係を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管表面の内皮細胞のはく離は、動脈硬化や動脈瘤などの血管病変の発症の引き金になることが指摘されているが、その機序は未だ十分に理解されていない。本研究では、核磁気共鳴画像計測融合血流シミュレーションによる血管壁近傍の詳細な流れ場の解析と内皮細胞はく離実験により、これまで未知であった生体内の血流場が内皮細胞はく離に与える影響に関する知見を得た。本研究成果は、内皮細胞近傍場の流体力学的作用の正確な理解に基づく内皮細胞のはく離やそれに伴う血管病変の発症の予測を可能とするための基礎となる。
|