研究課題
基盤研究(B)
乱流のエネルギーフラックスと散逸が均衡状態にない非平衡乱流(非コルモゴロフ乱流)の存在が近年明らかとなったが,高レイノルズ数やその対極にある極低レイノルズ数流れ,高マッハ数を有する流れでもそのような非平衡性が現れるのか否かについて明らかにされていない.また,これまでに検討されてこなかった様々な乱流場における非平衡性も明らかにされていない.本研究では,様々な乱流場における乱流エネルギー生成と散逸機構を詳細に調べ,乱流の非平衡特性を明らかにすることを目的とする.
乱流の生成と散逸機構を明らかにすることは流体力学に関する基礎研究として重要であるのみならず,市販の数値計算コードで用いられている乱流モデルの評価と改良という観点から実用上も重要な課題である.本研究では,新たに開発した動的格子を用いた風洞実験を始め,乱流の直接数値計算とラージエディシミュレーションも併用することで,高レイノルズ数・高マッハ数域を含む様々な乱流場における非平衡性を明らかにしたものであり,特に当該分野の学術的進展に大きく寄与するものである.
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すべて 雑誌論文 (22件) (うち国際共著 8件、 査読あり 22件) 学会発表 (35件) (うち国際学会 14件、 招待講演 5件)
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