研究課題/領域番号 |
18H01389
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
山田 純 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40210455)
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研究分担者 |
中村 嘉恵 日本大学, 理工学部, 助教 (10772741)
河野 貴裕 芝浦工業大学, 工学部, 助教 (30801790)
江目 宏樹 山形大学, 大学院理工学研究科, 助教 (80785551)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | パルスレーザー / 形成外科 / 生体 / シミ / 色素沈着 / ふく射輸送 |
研究成果の概要 |
レーザー治療は,皮膚のシミやほくろの除去,生まれつきのあざ,火傷や手術の傷跡の治療など,急速に利用が拡大している.多くの成果を上げている一方で,医療事故も少なくない。その原因は,照射されるレーザーと生体組織の相互作用が十分に理解されていないことにある。本研究では,その相互作用の詳細をコンピュータで予測するためのプログラムを開発した。これにより,レーザーの照射強度,照射時間などが,皮膚組織のダメージに与える影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
皮膚などの生体組織にレーザーを照射した際に生じる現象については,照射時間が極めて短いこと(1億分の1秒程度)に加えて,レーザーを吸収して加熱されるメラノソームの大きさが1000分の1mmと小さいことから,その現象を観察することは難しい。本研究では,コンピューターを用いて,皮膚内におけるレーザーの伝播を正確に予測するとともに,レーザーを吸収し加熱されるメラノソームの温度を予測することに成功した。この成果は,レーザー治療における事故原因の究明に役立つだけで無く,安全な治療指針の構築に役立てることができる。
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