研究課題/領域番号 |
18H01392
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20010:機械力学およびメカトロニクス関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
金子 成彦 早稲田大学, 理工学術院, 教授(任期付) (70143378)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | モデル化 / 自動車 / 交通事故 / 居眠り運転 / 体調モニタリング / 生体信号処理 / 温熱環境 / 非侵襲計測 / 機械力学 / 数理モデル |
研究成果の概要 |
本研究は,自律神経の活動状態が心臓系に及ぼす影響を再現したモデルと末梢血管のモデルに心臓からの拍出流量のモデルと血管系のモデルを統合し,これに生理学・熱力学的な原理に基づいた人体の体温調節モデルを組み合わせて,温熱環境の変化と自律神経指標の変化の相関性を評価可能なモデルを提案した.実験では車室内環境を模擬したブースで室温を短時間の間に変化させながら被験者の心拍間隔を取得し,自律神経指標の変化を評価可能な実験環境を試作し,被験者による覚醒度の変化に関する実験を行い,提案したモデルの妥当性を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
漫然運転や健康起因事故による交通事故が増加している昨今,ドライバーの居眠り及び体調急変の予測は国民的喫緊の課題である.最近,生体信号や画像による眠気の検知や覚醒状態維持が可能な眠気制御装置が発表されているが,その原理は明らかにされてはいない.また,運転者に体調急変が発生した際のデータは狙って取得できるものではないため,解析に用いるに十分なデータ数が確保できず,信頼性のある推定手法を構築することは難しい.そこで,数理モデルにもとづくシミュレータによって,信頼に足りるデータを提供することが求められている.以上を踏まえ,本研究ではドライバーの体調予測に資する数理モデルの構築を行った.
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