研究課題/領域番号 |
18H01400
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大野 和則 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授 (70379486)
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研究分担者 |
永澤 美保 麻布大学, 獣医学部, 講師 (70533082)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | ヒトとイヌの共同作業の計測 / 行動の評価指標 / 非侵襲 / ウェアラブル / 心拍変動 / 情動推定 / イヌの行動計測 / GNSS |
研究成果の概要 |
ヒトは有史以来、報酬を利用して異なる種との間でコミュニケーションを成立させている。このような報酬に基づく学習の方法は、脳科学の分野などで研究が進んでいる。課題は、リアルタイムに行動の制限なく複雑なコミュニケーションを計測・解析が行えないことである。本研究は、ロボット技術と動物行動学を融合して、ヒトとイヌの共同作業中のコミュニケーションの計測と解析と可視化を行う。災害救助犬の捜索を対象に、ヒトとイヌが連携して行う捜索能力の評価指標の提案と、異なる犬種の捜索能力の違いを可視化した。また、イヌが訓練の中で報酬を得た際の情動の変化の可視化も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な意義は、ヒトとイヌの共同作業中のコミュニケーションの計測と評価と可視化に取り組んだことである。これまでヒトの主観で説明されていた、災害救助犬の捜索能力を可視化することで、イヌの能力を客観的に把握したり、訓練による改善効果を評価したりすることが可能になる。また、イヌの情動を評価する方法は、イヌとヒトとの間の適切なコミュニケーションの形成の手助けにもつながり社会的な意義が高い。
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