研究課題/領域番号 |
18H01401
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
昆陽 雅司 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (20400301)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 触覚ディスプレイ / バーチャルリアリティ / 振動伝播 / 振動知覚特性 / 高周波振動 |
研究成果の概要 |
接触により身体に発生する振動伝播の空間的再現により,臨場感を向上させる触覚ディスプレイを探求した.具体的には,基盤研究として,衝突運動および振動伝播特性の高周波振動生成および身体伝播に関する物理モデリング,ヒトの高周波振動受容特性に関する知覚モデリングを行った.また,物理モデルの剛性,粘性を変化させたときの振動を複数の振動子で再現することで,身体の剛性感,粘性感が変化するかを検証し,身体材質感として知覚されうることを確認した.さらに,高周波振動の感覚を保ちながら小型振動子が再生しやすい信号に等価変換する技術を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
没入型バーチャルリアリティシステムで必要となる全身触覚ディスプレイの発展のために,接触により身体に発生する振動伝播の空間的再現により,臨場感を向上させるという新しいパラダイムを提案した.本研究では,高周波振動の身体上の空間的広がりと臨場感の関係の調査,および高周波振動の受容特性に基づく信号変換技術の実現を行った.これらの成果は,スマートフォンやゲーム機,情報端末など,世界中で利用されている振動提示技術を発展させるための重要な基盤となる.
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