研究課題/領域番号 |
18H01404
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
牧野 泰才 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (00518714)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 触覚ディスプレイ / 空中超音波 / 超音波フェーズドアレイ / 摩擦感提示 / マンマシンインターフェース / 触覚情報処理 / 音響メタマテリアル / ヒューマンマシンインターフェース / 触覚情ディスプレイ |
研究成果の概要 |
本研究は,超音波フェーズドアレイを利用して遠隔から表面摩擦を変化させる触覚ディスプレイを実現すること,およびその基本的特性の解明を目指したものです.本研究を始める前の段階で,超音波の焦点を利用すると,発泡スチロール表面の摩擦が低下することが確認されていました.本研究はこれに対して,1)発泡スチロール表面の摩擦低減現象の解明,2)発泡スチロールを利用した,摩擦変化型インタラクティブシステムの実現,3)適切な共振構造による発泡スチロール以外の表面での摩擦低減の検討,の3つのアプローチによりこの分野の進展を実現したものです. “ディスポーザブルな触覚ディスプレイ”という,新しい価値を提案できました.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タッチパネルの普及により,操作表面に触覚を付与するという研究が近年盛んになっています.これまでに,対象表面側に駆動系を搭載し,表面の摩擦を変化させる手法が多く提案されています.本提案は,環境側に超音波フェーズドアレイを設置することで,対象表面側に機器を必要としない新しい摩擦変化型触覚ディスプレイを実現するものです.発泡スチロール表面の摩擦を変化させられることから,対象表面が汚れたら入れ替える,という使い方が可能になります.このような遠隔からの摩擦変化が可能となる条件を検証し,発泡スチロールに代わる実現方法まで含めて検討した点において,本研究成果の学術的意義があります.
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