研究課題/領域番号 |
18H01414
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
和田 隆広 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (30322564)
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研究分担者 |
朝尾 隆文 関西大学, システム理工学部, 助教 (10454597)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 前庭動眼反射 / 操作主体感 / 計算モデル / 前提動眼反射 / 自己運動感覚 / 動揺病 / 数理モデル |
研究成果の概要 |
研究代表者らが過去に提案している,前庭感覚系による運動知覚機構に基づいた動揺病(酔い)のcybernetic modelに,同じ前庭感覚系(耳石器,半規管等)で表現可能な前庭動眼反射(Vestibulo-Ocular Reflex,以下VOR)(頭部運動によって生じる反射的眼球運動)を算出できるように発展させることに成功した.また,運動・操作に対して自らが主体的に行っている感覚を表す,操作主体感(SoA)が変化した場合に,提案モデルの特定のパラメータが変化することを明らかにした.また当該モデルに,運動予測の効果を表現する機能を追加することに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度自動化システムの使用時には,操作者が操作・運動に対して積極的に関与しているかを知ることが望まれているが,この積極的関与の度合を直接確認する手段が無いという問題があった.本研究で開発された反射眼球運動モデルを用いることで,頭部運動と眼球運動の計測から操作主体感をモデルパラメータとして抽出することの可能性が開かれたことは,学術的に意義高い.またこの成果を発展せることで,操作主体感の推定技術,さらには操作への関与度の推定に繋がると期待されることが社会的意義の高い点である.
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