研究課題/領域番号 |
18H01421
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
大石 潔 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (40185187)
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研究分担者 |
和田 安弘 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (70293248)
横倉 勇希 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (70622364)
宮崎 敏昌 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (90321413)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 電力工学 / 制御工学 / 電気機器 / 電気機器工学 |
研究成果の概要 |
本研究成果は、ハイブリッド車を含むエンジン車の燃費を10%以上向上させるコースティング走行の導入を促進させるために、運転性能を下げずにスムーズなクラッチ締結と短時間(0.4秒以内)ショックレス加速制御を、模擬実験装置の実験結果で実現したことにある。コースティング走行技術の普及促進への最大の課題は、運転者の加速要求から実際に加速するまでに生じる遅れ時間と加速ショックによる運転性能低下を除くことである。そこで、本研究では、機械的なマイナス要素である動力伝達系のガタを、モータ制御で電気的なプラス要素にしたガタ詰め制御に基づく短時間ショックレス加速制御を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コースティング走行技術は、ハイブリッド車に対して低コストでの適用が容易で、低燃費化法として理想的である。本研究は、動力伝達系のクラッチ後段のガタを活用して、クラッチ締結時のショックを絶縁し、0.4秒以内でのスムーズな連結トルク制御して、短時間ショックレス加速制御を実現している。このように、ガタの欠点を、ショックレス加速制御の長所にすることは、学術的に独自性と創造性が高い。コースティング走行技術による燃費性能は平均10%以上向上する。燃費の10%向上は、2016年度末の日本のハイブリッド車を含むガソリンエンジン車で試算すると二酸化炭素の削減量としては年間約4億5千万トンになり、社会的意は高い。
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