研究課題/領域番号 |
18H01440
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
榊原 久二男 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50359759)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | アンテナ / ミリ波 / マルチビームアンテナ / 指向性走査 / 給電回路 / 多層基板 / 導波管 / 基板内導波管 / マルチビーム / 高周波回路 / 高周波基板 / ビーム切替 / ロットマンレンズ / 指向性切り換え |
研究成果の概要 |
基板厚1mmのふっ素樹脂基板を5枚積層し、①各層ごとの電力分配のH面ロットマンレンズと層方向への電力分配のE面ロットマンレンズを従属接続した2次元ロットマンレンズと、②多層基板の背面に接続した導波管から各層に給電する中空導波管・基板内導波管変換回路と、③多層基板内導波管各層から放射するスロット素子を設計することで、2次元マルチビームロットマンレンズアレーアンテナを実現した。 水平面に約25度ピッチ、垂直面に約12度ピッチのそれぞれ3ビームで合計9マルチビームができることを、電磁界シミュレーションと実験で確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後、周波数の活用が期待されるミリ波帯において、波長が短いミリ波の特徴である小型のアンテナでも鋭い指向性ができる特性を活かし、高利得を広範囲にカバーする指向性走査技術を開発した。多層基板技術を用いることにより、これまでに困難であった、低コストが期待できるプリント基板技術で2次元ビーム走査技術の開発である。指向性走査技術はミリ波帯において、ミリ波レーダや在宅医療などの電波センシングや、5Gなどの通信応用に期待される技術である。
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