研究課題/領域番号 |
18H01444
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
藤井 智史 琉球大学, 工学部, 教授 (30359004)
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研究分担者 |
山田 寛喜 新潟大学, 自然科学系, 教授 (20251788)
宇野 亨 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80176718)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2018年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 海洋レーダ / 多偏波利用 / 計測システム |
研究成果の概要 |
短波帯電波を利用する海洋レーダは、海岸工学、環境保全、水産資源管理、沿岸海洋学に貢献してきている。これらの海洋現象観測にあたっては海面からの後方散乱波を受信しそのドップラースペクトルから情報を得ている。船舶や航空機の散乱特性をシミュレーションと実験から明らかにし、それに適応した信号処理技術を構築することで、海洋情報だけでなく、水平線以遠の船舶や飛翔体を検知する新たな利用に向けた知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の海洋レーダでは用いられていない水平偏波も活用した、短波帯多偏波レーダとして再構築し、船舶・航空機からのエコーと海表面波浪の散乱信号を統合して扱うことを提唱し、その効果を明らかにした。特に、波浪の速度に比べ格段に高速移動する対象物のドップラー信号を抽出し、船舶や航空機の同定を可能にする信号処理法を開発しその性能を明らかにした。これにより、短波海洋レーダに関する課題の解決と新規応用分野の開拓という、二つの面から高度利用の実現(マルチユース化)を可能にした。
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