研究課題/領域番号 |
18H01486
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
藤澤 剛 北海道大学, 情報科学研究院, 准教授 (70557660)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | 光ファイバ通信 / モード分割多重 / 平面光波回路 / シリコンフォトニクス / 光デバイス |
研究成果の概要 |
光通信大容量化のための平面型光空間状態制御デバイスに関する研究を行った。特に石英系光波回路を用いたモード分割多重通信用光デバイスを主な対象とし、申請者らが提案したスクランブル型モード合分波器について、低損失な6モード合分波器が構成可能であることを明らかにした。また、伝送路の中継点において損失や遅延の等価を行うモード交換器について、独自の設計技術である波面整合法を用いて、グレーティング型6モード交換器を考案し、実験によりその効果を実証した。さらには、上記波面整合法を回路中に不連続部がある場合にも適用できるように改良し、世界で初めての、波面整合法設計シリコン導波路型モード交換器を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モード分割多重技術は、空間分割多重技術の一つであり、光通信に残された最後の多重化軸と言われている。従来の長距離通信のみならず、データセンタ内外などあらゆるところに光ファイバ通信が用いられ、その需要が伸び続けている現在、従来と異なる多重化軸で光伝送容量を増やすことは、学術的のみならず、必ず解決しなければならない社会的課題でもある。本研究では、モード分割多重通信を実現する上で必須となる基礎光デバイスを研究、考案し、それを実験により実証した。これらの成果は将来のモード分割多重通信実現のための基礎技術となると考えられる。
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