研究課題/領域番号 |
18H01510
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 光 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60242616)
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研究分担者 |
三浦 泰人 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (10718688)
山本 佳士 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (70532802)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | かぶり剥落 / 鉄筋腐食 / 内部ひび割れ / 鉄筋かぶり / 剥離強度 / 環境作用 / 非破壊試験 / 剛体バネモデル / 腐食ひび割れ / コンクリート剥落 / 温度履歴 / はく離強度 / コンクリート片剥離 / 非破壊検査 / コンクリート片剥落強度試験 / ひび割れ幅変化 / 剥落危険度 / 打音法 / 電磁波レーダ法 |
研究成果の概要 |
コンクリート片剥落の危険度判定のために、剥落に関係する内部ひび割れの特定と内部ひび割れ部から剥離に至る場合の影響作用や剥離強度について検討した。 その結果、内部ひび割れを特定するための非破壊検査法として電磁波レーダー波形を利用した評価方法を開発した。剥落に至る影響作用については、コンクリートの温度の変化の影響は大きく、荷重作用で剥落する時と同程度の内部ひび割れ幅の変化を与えていることを明らかにした。また、剥落強度を評価する実験方法および数値解析手法を開発し、剥落強度は残存かぶりの影響が最も大きいことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンクリート構造物の維持管理で、コンクリート片の剥落は人命などを失うような事故につながる可能性もあり、最も避けなければいけない事象である。そのため、コンクリート構造物の点検では、打音検査による剥落に関係する内部欠陥の把握とその危険性の評価に多くの労力がさかれている。 本研究で内部欠陥を客観的手法により特定する手法の開発や、コンクリート剥落リスクを高める要因が温度変化や残存かぶりの大きさであることを明らかにしたことは、現在の点検の合理性・客観性・有効性を高めることに寄与するとともに、コンクリート構造物から生じる第三者影響度を低減し、インフラの信頼性を高めることに寄与する。
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