研究課題/領域番号 |
18H01512
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
半井 健一郎 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (10359656)
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研究分担者 |
小川 由布子 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 助教 (30624564)
千々和 伸浩 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (80546242)
佐川 孝広 前橋工科大学, 工学部, 准教授 (90621045)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | コンクリート / 骨材 / 石灰石 / ひび割れ / せん断 / 膨張材 / 線膨張係数 / 高炉セメント / 破壊エネルギー / せん断耐力 |
研究成果の概要 |
コンクリート内部に発生する微細ひび割れに着目し,材料および構造レベルでの影響を検討した.材料レベルでは,石灰石骨材や膨張材,高炉セメントなどの使用材料や養生条件を変化させた試験を行い,コンクリートの諸物性が各鉱物の反応率や結合水率,水和生成物量から説明されることを示した.そのうえで,構造レベルにおいては,RCはりの載荷試験を行い,初期高温履歴を与えた石灰石骨材コンクリートでは微細ひび割れが発生し,せん断耐力の低下を解消する可能性があることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンクリート内部に生じる微細ひび割れはコンクリート構造物の性能に影響を与える可能性があることを明らかにした.特に,収縮低減のために使用が増加している石灰石骨材はせん断耐力を低下させるが,微細ひび割れを意図的に導入することによってせん断耐力の低下を解消し,構造物の性能を向上させることができる可能性を示した.
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