研究課題/領域番号 |
18H01514
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 一般財団法人電力中央研究所 |
研究代表者 |
朱牟田 善治 一般財団法人電力中央研究所, 地球工学研究所, 副研究参事 (90371434)
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研究分担者 |
千葉 大地 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (10505241)
小野 新平 一般財団法人電力中央研究所, 材料科学研究所, 上席研究員 (30371298)
金光 俊徳 一般財団法人電力中央研究所, 地球工学研究所, 主任研究員 (60815968)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | 腐食鉄筋 / 交流インピーダンス法 / ホールセンサ / 四端子計測 / 非破壊検査 / 鉄筋コンクリート / 鉄筋コンクリート構造物 / 腐食診断 / エレクトロニクス / 多端子法 |
研究成果の概要 |
本研究では、鉄筋コンクリート内部鉄筋の腐食状態を、非破壊で、短時間に測定可能な方法論を提案した。まず、鉄筋腐食箇所を絞り込むために、空間磁界マッピング法を提案した。提案した手法を鉄筋の埋設されている実構造物に適用し、コンクリート壁の内部の配筋状態をある程度正確に把握できることを明らかにした。次に、鉄筋コンクリートの腐食状態で変化するインピーダンス性状に着目した四端子交流インピーダンス法(四端子法)を提案した。提案した手法を鉄筋コンクリート試験体に適用した結果、内部鉄筋の腐食速度を完全非破壊で定量評価できることを明らかにした。最終的に、提案した方法論の実用化に向けた課題を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度成長期に建設された鉄筋コンクリート構造物が一斉に改修・更新時期を迎え、その老朽化対策が課題となっている。一方、既設の鉄筋コンクリート構造物を対象として、鉄筋の腐食状態を精度よく把握することは一般に困難であった。これに対し本研究成果は、既設鉄筋コンクリート構造物の内部鉄筋腐食状態を、構造物表面から非破壊でかつ短時間に現場で計測することを可能とした。また、提案した一連の方法論は、ナノテクノロジー計測技術を既設鉄筋コンクリート構造物に応用した学際的かつ画期的な鉄筋腐食診断技術である。上記の理由から、本研究結果は、社会的にも学術的にも非常に価値の高い成果であると考えられる。
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