研究課題/領域番号 |
18H01527
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22020:構造工学および地震工学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
野村 卓史 日本大学, 理工学部, 特任教授 (50126281)
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研究分担者 |
吉田 昭仁 東京工芸大学, 工学部, 教授 (90329219)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 風災害 / 飛来物 / 衝撃力 / 数値流体解析 / 風洞実験 |
研究成果の概要 |
強風災害では風の力の直接的作用による被害のほかに,飛来物による被害が甚大である。本研究は,任意形状物体の回転運動をともなう飛翔挙動を,動的空気力を評価しながら予測し,飛来物による衝撃力を評価するための構造流体相関解析法および風洞実験方法の開発を目的として推進した。解析法では,長距離に及ぶ飛来物の飛翔を解析するために,飛来物とともに解析領域が移動する手法とした。その解析領域内に飛来物とともに回転する球状内部領域を設け,球面状界面における接続条件の開発を推進した。また,衝撃力を評価するための独自のアルゴリズムの開発を行った。風洞実験法では,飛来物による衝撃力を測定するための手法の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発することを目的とした解析手法は,さらに改良をすべきところはあるが,この方法はその学術的・社会的意義として,風災害の低減に関わる次のような活用が期待される。(1) 竜巻,突風などの小規模な気象現象では災害発生時の風速が分からないことが多いが,被災地における飛来物の飛翔状況を推定することにより風速の推定が可能になる。(2) 被災地で見つかった飛来物の衝撃力を推定することにより,家屋や構造物の衝撃力に対する安全対策に有用な知見が得られる。
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