研究課題/領域番号 |
18H01528
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
渡部 要一 北海道大学, 公共政策学連携研究部, 教授 (00371758)
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研究分担者 |
佐々 真志 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 港湾空港技術研究所, グループ長 (10392979)
椋木 俊文 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (30423651)
西村 聡 北海道大学, 工学研究院, 教授 (70470127)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 締固め / 骨格構造 / せん断特性 / 侵食特性 / 盛土 / 微視構造 / 侵食 / せん断強度 / 耐侵食性 / 透水特性 |
研究成果の概要 |
盛土材料のパフォーマンスを最大限に引き出すことを研究目的として位置付け,締固め状態に応じて得られる土の骨格構造に着目し,これとせん断特性や侵食特性とを関連づける研究を実施した.具体的には,堤防盛土材料を対象として,突固めによる締固め試験,三軸せん断試験,侵食試験を実施した.土の骨格構造とせん断強度特性との関係については,土骨格に起因したダイレーション特性により特徴付けられることを示した.また,土の骨格構造と侵食特性との関係については,同じ土質の土であっても,実際には締固め時の含水比と乾燥密度で定義される締固め条件,すなわち締固め時の土の骨格構造が侵食特性を支配していることを実験的に示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
道路盛土,堤防,宅地盛土など,社会インフラを支える盛土を築造するには,十分に締め固める必要があることは広く知られている.しかし,同じ湿潤密度まで締め固めたとしても,締固め条件によって土が有する内部の状態,すなわち,微視構造(骨格構造)は異なっている.本研究では,一連の試験・観察結果から,微視構造によって強度特性や侵食特性が異なることを明らかにした.盛土の性能を最大限に引き出すために,ここで得られた研究成果が,盛土の施工管理基準などに反映されて役立てられることを期待している.
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