研究課題/領域番号 |
18H01531
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
古関 潤一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (30272511)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | 地盤工学 / 液状化 / 振動台実験 / 室内土質試験 |
研究成果の概要 |
多数の地震履歴を経て密になっていく砂地盤の液状化強度がどこまで増加し得るか、また、このような密な砂地盤とその上部構造物が巨大な地震動を受けたときにどのように挙動するかを明らかにすることを研究目的として設定し、各種の実験的検討を実施した。 その結果、密な砂の液状化特性が平均的な相対密度だけに依存するわけではなく、同じ平均相対密度ではあるが加振履歴が異なる密な支持地盤上の構造物挙動が、加振履歴の影響を大きく受けることを明らかにした。また、多数の地震履歴を経て密になっていく砂地盤の液状化強度は、部分液状化履歴を繰返し受けることで特に顕著に増加することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
密な砂地盤の液状化特性が、平均的な相対密度だけでなく地震履歴の影響も受けることをを明らかにした点に学術的な意義がある。 実務においては密な砂地盤が重要構造物の支持地盤とされる場合が多いため、この研究成果は社会的にも意義も有する。 さらに、液状化しやすい砂地盤を締め固めて改良する際には、部分液状化履歴に相当する履歴を与えていくことで効果が高まると考えられることを示した点で、今後の応用研究の方向性も提示している。
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