研究課題/領域番号 |
18H01532
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
|
研究機関 | 東北大学 (2020) 新潟大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
大竹 雄 東北大学, 工学研究科, 准教授 (90598822)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
|
キーワード | 信頼性設計 / ベイズモデリング / スパースモデリング / 施工時情報 / リスクアセスメント / 信頼性解析 / 信頼性更新 / 構造物基礎 / 河川堤防 / 既設構造物 / 構造物点検 / リスク評価 |
研究成果の概要 |
(1)欧米における実態調査と情報収集:設計基準類だけでなく,リスクアセスメントに関する基準類を広く収集するとともに,ベイズモデリング等を用いた情報更新にかかわる既往研究を広く収集した.(2)個別施設向け性能評価法(詳細法)/施設群向け性能評価法(簡易法)の開発:詳細法については,多次元情報のデータ解析法の開発を行った.施工時情報等,多様な調査間隔,観測精度の異なる情報の相互関係を考慮しうるモデリング手法を開発した.簡易法では,危険箇所の抽出,レイティングのための簡易な部分係数設定方法を開発した.(3)実データによる事例研究の実装:3事例について,実データの収集整理に基づいた事例研究を実施した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不確実性の定量化に基づく,信頼性設計法は,国内外の土木分野の構造物設計に採用されるようになっている.また,この設計法は,施設管理者が所有している多様なデータベースを設計へ活かすためのプラットフォームになると考えられる.この研究では,次期設計基準改定へ貢献するために,施工時やその後現場で観測される様々な情報による信頼性更新とそれを設計基準へ活かすための手法を開発した.多様な意思決定を可能とし,施設の性能設計を真に実現するための基本的な枠組みを提示することができた.
|