研究課題/領域番号 |
18H01536
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
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研究機関 | 木更津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
石井 建樹 木更津工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (60400280)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 岩石材料 / 微視クラック / 可視化 / 岩石 / 岩石試験 / マイクロクラック / ひび割れ / 自動化 / ひび割れ可視化 / 岩石破壊力学 / 蛍光樹脂含浸 / 破壊解析 / プラスティネーション |
研究成果の概要 |
本研究では,岩石材料試験における新展開を目指して,マイクロ材料試験による鉱物の物性試験と微細なクラックの形状や配置を明らかにして,数値シミュレーション上で融合することを目指した.花崗岩内部の微細なクラックの形状観察のために,蛍光樹脂のプラスティネーション法を応用した真空含浸技術,真空吸引法による樹脂含浸を実施した.花崗岩に蛍光樹脂を含浸すると,内部に含まれる石英によって光が透過されて,組成鉱物の形状・輪郭をより簡易に捉えることができた.今後,鉱物の間に存在する境界の物性を調査できれば,ミクロな構造から岩石の物性を予測することが期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地下構造物の安全性を高めるためには,周囲に分布する岩盤や岩石の材料特性を明らかにすることが欠かせない.天然材料である岩石にはクラックが含まれれることが考慮され,岩石破壊力学として確立されている.一方で,岩石は複数の鉱物からなる不均質な材料であり,不均質な異方構造の影響も無視できない.クラックや異方的な構造のどちらが,岩石の材料特性をどのように支配しているのかを明らかにすることは学術的にも大きな意味を持つ.
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