研究課題/領域番号 |
18H01548
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
竹原 幸生 近畿大学, 理工学部, 教授 (50216933)
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研究分担者 |
江藤 剛治 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 教授 (20088412)
中北 和之 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 航空技術部門, 主幹研究開発員 (50358595)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | 燐光 / 寿命計測 / 圧力計測 / 超高速カメラ |
研究成果の概要 |
代表者(竹原)は海面での物質輸送の研究を行ってきた.本研究の目的はその研究の一環で,感圧塗料を用いた波面上の圧力分布の計測技術を開発することである.分担者(中北)は航空流体力学分野で感圧塗料を用いた圧力変動の計測技術の開発を進めてきた.また分担者(江藤)は超高速カメラの開発を行ってきた.異分野の研究者の協働で気流による曲面上の時空間的圧力変動の計測技術の開発を行った.旅客機の飛行速度である250m/s程度の高速風洞では時空間的変動までが計測できるようになった.風速30m/s程度の波面風洞では圧力変動が小さく,温度変化の同時計測による補正等のより高度な計測技術の開発が必要であることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
面上の気圧の変動は圧力計による点計測で行われてきた.感圧塗料の短パルス照明に対する発光の減衰時間(発光寿命)は気圧が低いほど長い.発光寿命の計測により曲面上の気圧の時空間的変動を計測する技術を,波や砂丘のような自然界連続波面の模型上の圧力変動の計測に適用するための基礎研究を行った.航空機の翼面のような亜音速流に対しては翼と周りの流れの振幅が自励的に増幅するフラッタ発生時でも圧力の時空間的変動が計測できるようになった.最大風速が30m/s程度の自然風に対しては,風による発熱と冷却が圧力の変化と同程度に発光寿命に影響することがわかった.同時計測による補正技術等のさらなる技術開発が必要である.
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