研究課題/領域番号 |
18H01561
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
圓山 琢也 熊本大学, くまもと水循環・減災研究教育センター, 准教授 (20361529)
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研究分担者 |
柿本 竜治 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (00253716)
藤見 俊夫 熊本大学, くまもと水循環・減災研究教育センター, 准教授 (40423024)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 未回答 / 標本選択バイアス / 代理回答 / 熊本地震 / 無回答バイアス / 欠損データ / 丸め誤差 / サンプルセレクション / 社会調査 / 無回答 / バイアス / 代理回答バイアス / 郵送調査 / 調査回答バイアス |
研究成果の概要 |
アンケート調査の対象者全員が回答した場合と,一部の人のみが回答する場合の調査結果の違い(無回答バイアス)を,被災地での調査と平常時の交通調査それぞれの場合について明らかにし,その違いを補正する方法を開発した.また,本来の対象者以外の回答で生じる代理回答バイアスや,時刻などを5,10分単位で回答する丸め誤差に関しても,その実態や補正法の開発などを行った.また,公共交通の利用意向が高い人が,公共交通の利便性の高い地域に居住している可能性があるため (自己選択バイアス) ,それらの地域への居住誘導効果を厳密に計測することは難しいが,この問題の解決に資する新たな方法論を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
行政が実施する調査の回答率は年々低下しており,本研究の成果は,それによる結果の誤差の実態把握や補正に資することが期待できる.特に,今後の被災地での調査において,適性な戸数の災害公営住宅を整備するための調査法や,調査に回答しない人がどのような課題を抱えやすいか,どのように対応するべきか等の把握に有用となる成果である.また,本来の対象者以外の回答で生じる代理回答バイアスや,時刻などの5,10分単位での回答で生じる丸め誤差に関する成果も,社会調査結果の精度向上に寄与することが期待できる.自己選択バイアスの補正法も今後,幅広い応用分野での利用が期待できる成果である.
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