研究課題/領域番号 |
18H01570
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
池 道彦 大阪大学, 工学研究科, 教授 (40222856)
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研究分担者 |
井上 大介 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (70448091)
黒田 真史 大阪大学, 工学研究科, 助教 (20511786)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | 下水処理場 / 余剰汚泥 / 産業廃水 / 化成品生産 / バイオマス循環拠点化 / 産業排水 |
研究成果の概要 |
本研究では、余剰汚泥をバイオ触媒として用いた下水処理場における化成品生産を実現するための基礎的研究として、余剰汚泥によるポリヒドロキシアルカン酸(PHA)、グリコーゲン(GLG)、トリアシルグリセロール(TAG)の生産可能性を明らかにした。また、PHAに着目し、余剰汚泥中のPHA蓄積微生物を短期間で集積する手法を確立した。さらに、汚泥に蓄積したPHAを効率的に回収する手法も確立し、余剰汚泥を用いたPHA生産に伴う環境負荷を推算して、その有用性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下水処理場は、従来、産業の静脈側の役割を担ってきたが、本研究の構想が実現すれば、モノ創りという動脈側の拠点の役割も付与することができ、循環型産業システムの構築に大いに貢献する可能性を有する。本研究では、余剰汚泥を用いた特定の化成品合成として、PHA、GLG、TAGの合成可能性について検討し、特にPHAに着目して、余剰汚泥のPHA生産機能を向上させる手法及び汚泥からPHAを効率的に回収する手法を確立し、提案構想を実現していくための重要な基礎を築くことができ、学術的にも社会的にも意義の高い成果が得られたものといえる。
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