研究課題/領域番号 |
18H01571
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
鈴木 祐麻 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (00577489)
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研究分担者 |
隅本 倫徳 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (40414007)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
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キーワード | 土壌汚染 / 地下水汚染 / 重金属類 / 微量金属酸化物 / 二酸化チタン / 重金属 / 溶出 / 土壌 / アナターゼ / 計算化学 / 金属酸化物 / カオリナイト / 土壌・地下水汚染 |
研究成果の概要 |
土壌・底質に含まれる金属酸化物が効果的に重金属を収着し、その結果、重金属類の環境内挙動に影響を与えることは幅広く知られた知見である。しかし、二酸化チタンが重金属を効果的に収着することは知られているものの、土壌科学分野のほとんどの報告は酸化鉄あるいは酸化マンガンに着目している。その結果、重金属による土壌汚染における二酸化チタンの重要性を議論した研究例は少ない。 本研究の成果により、二酸化チタンに鉛やカドミウムが吸着する際の吸着形態が明らかになった。また、二酸化チタンはカドミウムなどの重金属類の土壌環境中挙動、そして土壌全体からの溶出性に影響を与える大きな因子の一つであることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
土壌・地下水汚染は我が国における重要な環境問題である。土壌・地下水を汚染する物質の中で、重金属類(例:鉛、カドミウム、ヒ素、フッ素)による汚染は報告件数が多いが、土壌環境中における重金属類の挙動については、挙動に影響を与える土壌因子を含めて未解明である。そこで本研究では、これまでの研究では着目されてこなかった二酸化チタンに着目し、二酸化チタンと重金属類の親和性を定量的評価するとともに、その重要性を明らかにするための実験を行った。その結果、二酸化チタンは鉛やカドミウムなどの重金属と親和性が高く、二酸化チタンの含有量が高い土壌からはこれらの重金属が溶出しにくいことが明らかになった。
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